フィルムカメラを買うメリットは?【一眼ユーザーにはオススメしない】

フィルムカメラって良いですよね。

手に取るだけでタイムスリップしたかのようなレトロな質感。

そして温かみのある写真の雰囲気。

インスタでもフィルムカメラで撮影した写真をたびたび見かける機会があり、その度に「フィルムカメラってええなあ…」と思います。

かくいう僕もフィルムカメラユーザーです。

Nikon_FM2
NikonのFM2を愛用しています。

でもね、僕はフィルムカメラを安易に他人にはおすすめしない。

フィルムカメラを手にしても、幸せになれない人がいるのも事実。

あなたがもしこれからフィルムカメラの購入を検討しているなら、ぜひこの記事をお読みくださいませ。

フィルムカメラとは何か

フィルム_フリー素材
フィルムカメラはその名の通り、フィルムに光を焼き付けて景色を記録するカメラのこと。

デジタルカメラが主流になる前の1960年代から1990年代にかけて主に使用されることが多かったカメラです。

撮影したフィルムを業者などに依頼し現像することで、写真が確認できます。

ミラーレスや一眼レフカメラの慣れたユーザーからすれば、フィルムカメラはを初めて使うとその不便さに驚くとはずです。(カメラの進化に驚く、と言った方が良いかも。)

フィルムカメラのデメリット

いきなりですが、フィルムカメラのデメリットから先に挙げます。

デジタル一眼ユーザーから見れば、フィルムカメラは圧倒的にデメリットが多いです。(40、50年前のカメラなので当たり前ではあるのですが…。)

現行のカメラに慣れすぎているとフィルムカメラを手にしたときのショックは大きいです。

すぐに写真が確認できない

デジタルと大きく異なるのが、撮影した写真をすぐに確認できないこと。デジタルは撮影したものをすぐに確認でき、失敗していたら撮りなおしも簡単です。

しかし、フィルムカメラは撮影したフィルムを一度現像しなければいけません。しかもその現像にも時間がかかります。(1週間程度) フィルムの現像をみて失敗だと感じてももう後戻りは出来ません…。

しかもフィルムを全て使い切る必要があるので、数枚しか撮影していない場合は時間をかけてシャッターを切る必要があります。

撮影してから写真を確認できるまでのタイムラグ。当たり前ですが実用的ではありません。言うまでもなくこれは大きなデメリットです。

費用がかかる

フィルムの現像は基本的にカメラ屋に持ち込んで現像をしてもらいますが、その際に現像代がかかります。

現像代はカメラ屋によっても異なりますが、カラーネガの場合35mmの36枚撮りで500~700円程度です。モノクロだと1,000円くらいします。

さらにそこからプリント代やデジタル変換代もかかるので、フィルム一本現像するのに1,000~1,500円はかかると考えてください。

デジタルなら何枚でも撮影出来、現像代も無料と考えると、フィルムカメラの現像費用は明らかにデメリットです。

写真のレタッチがしづらい

当たり前ですが、フィルムカメラはRAW撮影が出来ません。

普段Lightroomなどでレタッチを楽しんでいる人は、加工のしづらいフィルム写真に物足りなくなる可能性が高いです。

定期的なメンテナンスが必要

フィルムカメラを長く使うには定期的な修理が必須です。

フィルムカメラは中古で購入するのが殆どですが、中には50年以上前の機体もあります。買ったばかりなのに急に動かなくなった!なんてこともしばしば。メンテナンスには費用がかかるので、長期的なコストがかかるのもデメリットです。

フィルムカメラのメリット

フィルムカメラ1
さんざんフィルムカメラのデメリットを挙げてきましたが、フィルムカメラでしか味わえないメリットも存在します。

写真を撮る行為そのものが楽しい

写真を撮るのが楽しい。これにつきます。

ファインダーを覗いて、露出を合わせる。失敗しないように、ブレないように気をつけて慎重にシャッターを切る。(ガッシャン。)

シャッターを切ったら、フィルムを巻き上げる。(ガッチョン。)

また被写体を探す。

フィルムカメラ5
無限にシャッターを切りたい

この儀式のような一連の動作が、写真を撮ることの楽しさを倍増させてくれます。フィルムカメラは良くも悪くも、「カメラを操作している」という原初の体験を僕たちに味合わせてくれるのです。

効率とか機能とか関係ない。ただ、ファインダーをのぞいてシャッターを切る。この行為を最上のものへと昇華させてくれるのがフィルムカメラであり、最大のメリットであると感じます。

写真が上手くなる

フィルムカメラは限られたフィルムの枚数しかシャッターを切ることが出来ません。そのため、写真一枚一枚にかける思いが強くなります。

被写体はしっかりとファインダーに収まっているか、構図はどうか、露出は合っているか…色々なことを念頭おきながらシャッターを切る癖が付けられるはずです。

気付いたら写真が上達していたなんてことがあり得るかもしれません。

嫌でもマニュアル操作が身に付く

初期のフィルムカメラには、デジタルカメラのようオートの設定がついていないものが多いです。

そのため、露出を合わせるためにシャッタースピードやF値の理解が求められます。

デジタルではオートで撮影してるという方は、フィルムカメラがマニュアル操作にも詳しくなれるかもしれませんね。

こんな人はフィルムカメラを買うべし!

こんな人はフィルムカメラの購入がおすすめです。

  • 前述したデメリットを「奥ゆかしい」と捉えられる人
  • 写真の幅を広げたいカメラ玄人

ミラーレスや一眼レフカメラをある程度使いこなしていて、さらに写真の幅を広げたい…という方はフィルムカメラはオススメです。フィルムならではの写真の質感や操作は、デジタルでは味わえないノスタルジーな魅力があります。

きっとフィルムカメラの魅力に取り憑かれるはずです。

こんな人はフィルムカメラを買わない方が良い

  • 初心者のミラーレス・一眼ユーザーの方
  • ノスタルジックな写真が撮りたい方

ミラーレスや一眼レフのカメラを持っているけど、まだそこまで使いこなせていない・レンズが揃っていないという方はフィルムカメラは買わない方が良いです。

フィルムカメラにお金を使うより、まずはメインのカメラの機材を揃えた方が長期的に考えたときに幸せになれます。

また、フィルムカメラ独特の粒子感やノスタルジックな雰囲気の写真が撮りたいと思っている方もオススメしません。

フィルム風の写真はデジタルでも撮れるからです。(厳密にいうとレタッチをすればですが)

フィルムカメラ4

フィルムカメラ3

フィルムカメラ2

上記の写真は全てフルサイズのミラーレスカメラ(α7iii)で撮影した写真です。Lightroomでフィルム風にレタッチすることでフィルム写真は簡単に再現出来ます。

ただフィルム写真の質感が好き、という方はレタッチの技法をマスターした方が良いかもしれません。

フィルム風のレタッチ方法については別の記事で紹介しています。
こちらをご参照くださいませ。

まとめ

というわけでフィルムカメラのメリット・デメリットについての解説でした。

個人的には、フィルムカメラはあくまでもサブ機として運用するのが良いと思います。メイン機だとどうしても今の時代不便に感じる瞬間が多いです。

ミラーレスや一眼レフを持っていて、尚且つ機材も揃い撮影にも慣れてきたという方には、フィルムカメラは新鮮でよりカメラを楽しむためのアイテムになると思います。

皆さんも良いカメラライフをお過ごしください。

フィルムカメラ_サムネ
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