大三元レンズとは?特徴やメリットを分かりやすくまとめてみた

カメラのレンズの購入を考えていると、「大三元(だいさんげん)」という言葉をよく聞きませんか?

初心者からすると「大三元レンズっていったい何のことなんだ…?」と疑問に思うかもしれません。

今回はカメラ初心者の方もわかりやすいよう、大三元レンズとはなんなのかについて紹介をしていきたいと思います。

大三元レンズとは?

大三元レンズを難しく捉える必要はありません。非常にシンプルです。

F2.8の広角・標準・望遠ズームレンズのこと

FE 24-70mm F2.8 GM
Sonyの標準域の大三元レンズ。

大三元レンズとは、明るさがF2.8通しの広角、標準、望遠ズームレンズのことです。

・F2.8の広角ズームレンズ
・F2.8の標準ズームレンズ
・F2.8の望遠ズームレンズ

F2.8という十分な明るさと、広角から望遠までカバーできる焦点距離のため、大三元レンズを持っていれば大体の撮影現場では困ることはないと言われています。

よくプロカメラマンは大三元レンズを揃えておくのがマスト、と言われていますが、最近ではハイアマチュアや副業カメラマンも大三元レンズを好んで選んでいます。

F値が分からない方はこちらの記事をチェック。

 

 

大三元の由来は「麻雀」?

大三元_麻雀
「大三元」と聞いてピンときた人もいるかもしれませんが、大三元レンズの由来は麻雀の役です。

大三元(だいさんげん[注 1])とは、麻雀における役のひとつ。白・發・中の3種類をすべて刻子または槓子にして和了した時に成立する
Wikipedia

メーカーが公式で読んでいる用語ではなく、一部のカメラマニアが呼び始めたことから一般的になったと言われれいます。一説によれば、麻雀が流行り始めた1970~80年代ごろから呼ばれはじめたんだとか。

小三元という言葉はあるの?

大三元とは反対に、小三元レンズという言葉も存在します。

小三元レンズとはF4通しのズームレンズのことです。大三元レンズと比べ、明るさがF4スタートとやや暗めになっています。

こちらも名前の由来は麻雀からきています。

小三元(しょうさんげん)とは、麻雀における役のひとつ。三元牌(白・發・中)のいずれかを雀頭とし、残り2つを刻子もしくは槓子にすることで成立する。
Wikipedia

大三元レンズのメリット

ズームレンズはたくさんありますが、大三元レンズを選ぶことのメリットは何なのでしょうか?

簡潔にまとめると、大三元レンズのメリットは下記の通りです。

・F2.8通しという明るさ
・高画質な描写力
・ボケの美しさ

F2.8通しという明るさ

ズームレンズはその構造ゆえに、焦点距離を変えるとF値も変わってしまうものがあります。キットレンズなんかは大体そうですね。Sonyのα7iiiのキットレンズであるFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 は3.5-5.6までズームした時に明るさが変わってしまい不便です。プロの現場などではとても使えません。

大三元レンズであればF2.8という明るさからスタートし、焦点距離が変わらずにズームをすることが出来ます。この点は大三元レンズならではの特徴ですね。

高画質な描写力

大三元レンズはメーカー各社が特に力を入れて開発をしており、解像度やコントラストに優れ、描写性能が高いことが特徴です。

一般的にズームレンズはその構造上、単焦点レンズを比べると描写性能は劣るのですが、大三元レンズであれば単焦点レンズにも負けない高い描写性能を持っています。画質の良さも大三元レンズならではのメリットです。

ボケの美しさ

大三元レンズはよくボケるのが特徴です。F2.8まで絞れば背景もしっかりとボケさせることが出来ます。

暗めの小三元では得られないボケ感を出すことができ、ポートレートなどでも大活躍間違いなしです。

大三元レンズのデメリット

大三元レンズは間違いなく最高のズームレンズなのですが、デメリットも存在します。

価格が高い

最大のデメリットが価格の高さです。精密な構造ゆえに生産コストもかかっており、純正レンズであれば20~30万、サードパーティー製のレンズでも10~15万円ほどします。フルサイズのカメラが一台買えてしまいますね。笑

純正レンズとサードパーティー製レンズの違いはこちらの記事を参考にどうぞ。

 

 

レンズが大きく重い

構造上しかたがないのですが、大三元レンズは大きくて重いのが一般的です。比較的軽いSonyの純正の標準ズームレンズFE 24-70mm F2.8 GMで886g、SIGMAの24-70mm F2.8 DG OS HSMは1,020gです。

長時間の撮影では腕が疲れますし、動画撮影などでジンバルに乗せたい人は使えるジンバルも限られてくるため、なかなか大きなデメリットです。。

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まとめ

大三元レンズについての解説でした。

大三元レンズはカメラ好きには憧れの存在であり、長く続けたい人は頑張ってコンプリートしたいレンズ群です。僕は単焦点が好きですが、望遠のみ大三元レンズを持っています。

一本あるだけで幅広い写真が撮れるので、カメラ初心者は標準域の大三元レンズを一本目に選ぶと良いと思います。

Canon_大三元
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